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過去恋
第45章 ペアリング
5月16日の日曜日。バイトが終わってから、凪とデート。
凪のお気に入り? だというネットカフェに行った。
ああ~…この系列の店か。昔、梅田で他店行ったなあ。
凪からは甘い香りがした。凪の香り。大好きな甘くて優しい香り。
この日もたくさん話した。
「あー…忘れるとこやった」
そう言って、凪はあたしに箱を渡した。開けるとそこには指輪が入っていた。箱…入り? しっかりしててなんか本格的な感じでビックリした。
さっそく指にはめる。ピッタリだった。
夢だった。夢が今、現実にある。約束したけど、叶わなかった。
だけどそれで良かった。だって、初めての特別をくれたのが凪になったのだから。
「ありがとう。大事にするね」
「ほんまやで~大事にしてやあ」
「分かってるって~」
箱とリボンも持って帰った。今も大切に保管してあるよ。
凪と付き合って4年半。今も右手の薬指につけている。凪は左手。手を繋いだ時に重なるからわざとこうしている。
凪のお気に入り? だというネットカフェに行った。
ああ~…この系列の店か。昔、梅田で他店行ったなあ。
凪からは甘い香りがした。凪の香り。大好きな甘くて優しい香り。
この日もたくさん話した。
「あー…忘れるとこやった」
そう言って、凪はあたしに箱を渡した。開けるとそこには指輪が入っていた。箱…入り? しっかりしててなんか本格的な感じでビックリした。
さっそく指にはめる。ピッタリだった。
夢だった。夢が今、現実にある。約束したけど、叶わなかった。
だけどそれで良かった。だって、初めての特別をくれたのが凪になったのだから。
「ありがとう。大事にするね」
「ほんまやで~大事にしてやあ」
「分かってるって~」
箱とリボンも持って帰った。今も大切に保管してあるよ。
凪と付き合って4年半。今も右手の薬指につけている。凪は左手。手を繋いだ時に重なるからわざとこうしている。