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第2章 罠

「えっ……？」

砂川は不安そうな表情を浮かべる。

「実はちょっとだけ懲らしめてやりたい女がいてさぁ。元カノなんだけどね」

俺もかなり緊張していたが、不安そうな砂川の態度を見て少しだけ落ち着く事が出来た。

「666にさぁ、この子たまに来るでしょ？」

俺は携帯の画面を砂川に向け、SNSで見つけた絵夢の写真を見せる。

「あっ、この子……。お店に来るとよく話しかけてきます」

あの男好きが。

「色々買わされた挙げ句に一方的にフラれてさ」

俺は笑いながら言った。

「次に来た時にさ、今から言う通りにして欲しいんだ」

これで、あの女に復讐できる。