この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
レジ調教~淫靡なお姉さんに責められて~
第1章 レジ調教~淫靡なお姉さんに責められて~

笑った表情にさらにドキドキ。
「あ、ありがとうございます……」
「あたしの名前は、小野里翡翠(おのざとひすい)。覚えておいて」
「は、はい」
翡翠……綺麗な名前。
初めて知った名前。ずっとただの意地悪なお客さんだったのに、名前を言い合っただけで、急に近くなったような気がするから不思議だ。
お姉さんは立ち上がり、業務用の冷蔵庫を開ける。中からビニール袋を取り出した。さっき買ったもの?
「ナマモノもあったから、冷蔵庫をお借りしちゃった」
ナマモノ。その単語をお姉さん……翡翠さんが口にすると、そういう意味じゃなくてもエロく聞こえてしまう。
「じゃあね、またレジで」
「あ……はい」
本当は、あんまりレジで会いたくないけど。
休憩室を出ようとして、ふいに翡翠さんは足を止めた。
「ねえ、オマケのサービスあたしにもしてくれるの?」
「え、あ、えっ」
マヌケなくらい動揺してしまう。それって、翡翠さんとエッチなことできるってこと?
だけど何かを言う前に、その姿は休憩室の外へと消えていた。
「翡翠さん……」
教わった名前を口にしてみる。
また彼女がレジに来るのを、少しだけ楽しみにしている自分がいたーー。
おわり

