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貴方にジャンキー
第6章 近付きたいのに
朝、いつもより 少し早めに起床。


「朝ご飯作ろう!!」


昨日の色仕掛け失敗を挽回だ!
離れた気持ちを少しでも近付ける。
その為には、押すのも大事だけど、胃袋を掴むのもイケると判断。


「まずは、顔を洗って。着替えて、支度を整えてから、お弁当と朝食・・よし。頑張ろう!」



徹を起こさないように、物音を立てずに廊下へ出る。



「おっはよー♪」

「わっ!オバ様!おはようございます・・」

「朝食くらいは、一緒に作ろうかと思って♪昼食、夕飯はバラバラだからね。理子ちゃんがバイトに来てくれれば、夕飯も一緒出来るのにー。」


チラッと見られた。


「あははは。。。。どうしましょ・・・。」

「ふふん♪さては、夕飯で徹の胃袋を掴もうとか思ってンでしょー?」

「!!!!!」


図星・・・。


「おっと、朝は時間無いからね。長話はあとあと!準備して。」

「はっ!はいっ!!」



 昨日の夕飯の残りの唐揚げをメインの唐揚げ弁当★
オニギリは男の子にしては小さめに5個。
おば様が言うには、早弁用なんだそうな。これで、余分な出費が抑えられるんだとか。
なるほど・・。お母さんは考えることがいっぱいで大変そうだ。

朝食は、洋食風に。
スクランブルエッグ(オムレツの失敗作(泣))にトースト。
サラダと野菜たっぷりコンソメスープ。
最後にフルーツを添えて。完璧!!


「出来たーー♪♪♪オバ様!凄い!」

「ふふーん♪レストランオーナーシェフをなめんなよ♪」



見習わなきゃなぁ。



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