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さくらホテル2012号室
第1章 プロローグ


三月末。
東京では桜にはやや早い季節だけれども、この部屋の窓からは目の前の山の急斜面に立つ、河津桜の老樹が満開となる。濃いピンク色をした、大振りの花をつける桜。


先生は毎年、その時期にこの部屋にわたしを招いてくれた。もちろんそれ以外の時期にも。
そしてわたしたちは、蕩(とろ)けるようなセックスをして、そのあとは純米酒を含み、ゆったりと寛(くつろ)いだ時間を過ごした。


先生が亡くなってからも毎年、わたしはこの時期にここを訪れては、豊かで静かな時間を過ごす。ひとりきりで、ふっくらとした河津桜を満喫しながら。



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