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さくらホテル2012号室
第6章 先生の指
窓の外は雨。
6月の霧のような雨が森の木々を濡らしている。木々は恵みの雨を受け、嬉しそうにその緑の葉を輝かせている。
森の木々と同じようにわたしも潤い、艶(つや)を取り戻してゆく。
先生の指がヒップに触れる。
両手でその膨らみを揉みしだかれるだけで、
「くぅぅ…ふぅんんんん……」
声が、漏れてしまう。
なんと気持ちの良い…。
ヒップの両頬を手のひらで包まれて、円を描くようにマッサージされる。時に手のひらでグッと皮膚を掴まれる。すると腰に電気が走るようになって、身体がビクリと仰け反ってしまう。