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◯◯に行ってきました!(仮)
第5章 Cutting life
「正確にはいつから始まったのか、私は全く知らないんだが、その後妻は不倫を始め、夜家を空けるようになった。私が休みで家にいる時には、ごく普通の主婦を演じていて、私は疑いもしなかった。」
義隆さんは言葉を切って溜め息をつく。
「私が、事実を知ったのは、隆行が、小学校5年の時だ。いきなり警察から呼び出しがかかってね。隆行が万引きで捕まったと。しかも初犯じゃない。スーパーで、何度も惣菜や弁当を盗んでいたらしい。それでも、万引きは現行犯でないと逮捕できない。捕まったのも初めてではなかったようだが、盗ったものが弁当で、腹を空かせた子供だ、というところで、店側も2度ほど店長からの注意で見逃してくれていたようだ。だが3回目ともなると放置もできず、と言われた。ただ、小学生の万引きは、大抵遊びやスリル目的で、お菓子やゲームがほとんどらしいんだけど、隆行は純粋に腹を空かして、弁当を盗っていたから、これは家庭に問題があるはずだと、店長は思ったそうだ。すぐにネグレクトを疑ったと言っていたよ。」
義隆さんは言葉を切って溜め息をつく。
「私が、事実を知ったのは、隆行が、小学校5年の時だ。いきなり警察から呼び出しがかかってね。隆行が万引きで捕まったと。しかも初犯じゃない。スーパーで、何度も惣菜や弁当を盗んでいたらしい。それでも、万引きは現行犯でないと逮捕できない。捕まったのも初めてではなかったようだが、盗ったものが弁当で、腹を空かせた子供だ、というところで、店側も2度ほど店長からの注意で見逃してくれていたようだ。だが3回目ともなると放置もできず、と言われた。ただ、小学生の万引きは、大抵遊びやスリル目的で、お菓子やゲームがほとんどらしいんだけど、隆行は純粋に腹を空かして、弁当を盗っていたから、これは家庭に問題があるはずだと、店長は思ったそうだ。すぐにネグレクトを疑ったと言っていたよ。」