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◯◯に行ってきました!(仮)
第1章 湯けむり温泉紀行
「俺も飲み物買いに来た」

持っていたスポーツドリンクを見せた。
谷口は困ったような顔でコンドームの箱を見て、

「あ、あの、コレ、要らない、です…コレ、何処にありましたか…?」

「買っとけよ。どうせ使うだろ。買ってやろうか?」

「いえ、その、そうじゃなくて…合わなくて…」

「合わないって何が。ゴムのアレルギーでもあんの?」

「いえ、そうじゃ、ないんです、ケド…」

「まさかデカすぎて普通のじゃ入らねぇとか言わないよな?」

冗談めかしてニヤっと笑いながら言ったのに。

「…………」

谷口は真っ赤になって俯いてしまった。

…マジかよ。
ガキみたいな顔して一体どんなキャノン砲持ってやがんだ…
人は見かけによらないって本当だな…

その場に微妙な空気が流れる。

俺は無言で谷口のカゴからコンドームの箱を抜き、元の棚に戻した。

一気に気まずくなり、軽率な行動を後悔しながらスポーツドリンクを買って足早にコンビニを出た。
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