この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
◯◯に行ってきました!(仮)
第2章 エーゲ海の夕暮
「だって日焼けしたくないし、朝晩寒かったら嫌だし、旅行って荷物が多くなるものよ?…あ、ねぇ、タオルとか一応持ってはいるんだけど、ジャマかな?トランクもそんなに大きくないもんね…」
「タオルね、向こうにないから俺結構積んできたよ。だから沙織ちゃんも持ってるなら置いてくる?」
「あ、じゃ、ちょっと待ってて?」
「オッケ。車停めっぱなしだから戻っとく。直接来て」
「わかった」
こんなこともあろうかとタオルは一番上に詰めてたから、これでバッグの嵩は少し減った。
エレベーターで部屋に戻り、タオルをベッドの上に放り出して鍵をかけ、急いで車に戻る。
「お待たせ」
「はーい。じゃ、行こっか。」
車が出発したのが午前10時。
分散型とはいえGWの初日だけあって、渋滞で進まないほどではなかったけど車は多かった。
途中、岡山の日生(ひなせ)でお昼ごはんを頂く。
時間は13時を回っていた。
祥悟くんの大学時代の友達に、日生出身の人がいるらしく、前に連れて来てもらって美味しかったから、沙織ちゃんと行きたいんだ、と言ってついたのが、漁港近くの、食券を買うタイプの庶民的な食堂。
「デートっぽくなくてゴメンね。でも美味しいから。」
と断られたけど、私は祥悟くんとならどこでもオッケーだし、むしろ高級なところより落ち着く。
「タオルね、向こうにないから俺結構積んできたよ。だから沙織ちゃんも持ってるなら置いてくる?」
「あ、じゃ、ちょっと待ってて?」
「オッケ。車停めっぱなしだから戻っとく。直接来て」
「わかった」
こんなこともあろうかとタオルは一番上に詰めてたから、これでバッグの嵩は少し減った。
エレベーターで部屋に戻り、タオルをベッドの上に放り出して鍵をかけ、急いで車に戻る。
「お待たせ」
「はーい。じゃ、行こっか。」
車が出発したのが午前10時。
分散型とはいえGWの初日だけあって、渋滞で進まないほどではなかったけど車は多かった。
途中、岡山の日生(ひなせ)でお昼ごはんを頂く。
時間は13時を回っていた。
祥悟くんの大学時代の友達に、日生出身の人がいるらしく、前に連れて来てもらって美味しかったから、沙織ちゃんと行きたいんだ、と言ってついたのが、漁港近くの、食券を買うタイプの庶民的な食堂。
「デートっぽくなくてゴメンね。でも美味しいから。」
と断られたけど、私は祥悟くんとならどこでもオッケーだし、むしろ高級なところより落ち着く。