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◯◯に行ってきました!(仮)
第2章 エーゲ海の夕暮
寝室のドアノブを肘で開け、そのまま室内に入る。

ベッドに私を座らせ、ドアを閉めると、ショーツをショートパンツごと脱がされる。濡れた部分が空気に触れるとヒヤッと冷たい。

パーカーと中のタンクトップも脱がされ、申し訳程度に手で身体を隠して座っていると、祥悟くんも一気に服を脱いで、ゴムをつけ、ガバッと押し倒された。

身体を隠していた手を祥悟くんの首に回してそのまま彼を受け入れる。

もう、充分濡れてるのはお互いわかってるから。
グッと入ってきて。

「ぅあっ、いつもより、トロトロッ…!」

「やっぱり…祥悟くんがイイッ!」

「オモチャに、負けたらッ…悔しい、ケドッ…やっぱ、そ、言って、貰えるのっ…嬉しっ…!」

動きながら途切れ途切れに、祥悟くんが言う。

そんなの。
祥悟くんに敵うわけないじゃない。

セックスって、ただナカに入れれば気持ちイイってモンじゃない。

違う人としたいとは思わないし、祥悟くんだからいいんだもん。

祥悟くんに抱き締められる感触とか、温もりとか。
キスの優しさとか。全部、祥悟くんじゃなきゃ、ダメなの。

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