この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
紅蓮の月~ゆめや~
第9章 第三話 【流星】 プロローグ
 英輔は母性本能を刺激するタイプなのか、女性にモテた。とりたててハンサムというわけでもないのだが、体育会系の気取りのないところがかえって相手に好感を抱かせるのだ。英輔は広告代理店に勤務していて、浮気相手は同じ営業課の二つ下の後輩だという。英輔自身はあくまでも遊びだったらしいが、相手の女の子が本気で英輔に惚れ、自宅マンションまで休日に押し掛けてきたのだ。
 その日、英輔は家にいて琢己を抱いてあやしていた。美都は、ベランダで洗濯物を干していた。玄関のインターフォンが鳴り出てみると、青ざめた顔の若い女の子が立っていた。
―英輔さんと別れて下さい。
 彼女は泣きながら、その場に頽(くずお)れた。涙に潤んだ瞳はまだ幼ささえ残しており、一瞬、女心を弄ぶ英輔への怒りを憶えた。相手が良人の愛を仮に束の間といえども奪った相手だいうことも忘れていた。
/255ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ