この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
紅蓮の月~ゆめや~
第15章 最終話 【薄花桜】 二 
 行列は次第に近づき、やがて「ゆめや」の前に差しかかった。人々はいっそう頭を地面にこすりつける。いよいよ行列が眼の前を通り過ぎようとしたその時、白馬の武将が何か言いつけたらしく、行列が止まった。と、唐突に小文の頭上から声が降ってきた。
「名は何と申す」
 小文が思いもかけない成り行きに弾かれたように面を上げた。先刻先触れに立った男が再び現れ、小文に近づいた。
「関白殿下がそなたの名前をお訊ねになっておられる」
 小文は、じっとりと額が汗ばむのを感じた。
/255ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ