この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
お義姉さんは、BL義弟と彼氏のペット
第5章 義弟のカレと鏡の前で
枕に頭を乗せると、

ゴンと後頭部に何かが当たった。

手探りをすると、それが何かがわかった。

もう一度灯りをつける。

「あのぉー・・。私のベッドで、何を?」

枕の上で、直がニッコリ笑っていた。

「寝よ。」

と、結衣の腰に腕を回して、毛布の中に引きずり込もうとする。

「稔くんの部屋へ行ってください。」

直の腕から逃れようと、手足をジタバタさせるが、

倒されて両足でもホールドされてしまった。

「稔のベッドのシーツ、汗で気持ち悪いからさ。

明日、取り替えてあげてね。

稔もかわいいヤツだけどさ、

今夜はお姉さんと寝るのもいいかなと思って。

大丈夫、もう疲れたから何もしないから。抱き枕になってよ。」

「あのぉ・・。」

両腕、両足を絡められて、すでに抱き枕化されている。

が、結衣もこれ以上は抵抗する体力もない。

あきらめることにした。


「あ、お姉さん、水分とった?」

直は結衣の体越しに、ベッド脇の小さなテーブルに手を伸ばし、

ペットボトルを取った。

「運動の後は、水分とらないと、ダメだよ。」

器用に寝たまま水を飲む直に

「運動・・・ですか・・・。」

呆れて脱力した。

「灯り、消しますよ。」

常夜灯だけにして、目を閉じると、

唇に、冷たく柔らかい感触が触れた。

ビクっとして、目を開けると、直と目が合い、

キスされてることに気が付いた。

「な!」

口を開けると、水が流れ込んで来てむせた。

「ごほごほ・・。なにをするんですか?

何もしないって言ったクセに。」

「何って、水・・。飲まないと・・。」

「自分で飲みます。」

「いいよ。寝てなよ。」

また、器用にひと口水を含み、キスをしてきた。

思わず唇を開くと、少しぬるめの水が入ってきて、

自然に喉を鳴らして飲み込んでしまった。

「よくできました。もっと飲む?」

「いいです。」

「そっ・・。おやすみ。」

「おやすみなさい。」

目を閉じると、頬に唇を当てられた。

一瞬、身をこわばらせた。

『また、何かされる?』と無意識に構えたが、

再び手足を絡められ、抱き枕状態にされた上に、

胸に顔をうずめられた。


/44ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ