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奇竹先生の卑猥な日常
第1章 奇竹書店
 特に出入り口付近に注意を払う奇竹。

 すると、午後6時前、奇竹の読みどおりに、例の女子高生が入店してきた。

 奇竹は、にわかに興奮を隠し切れなくなっているようで、黙って立ち上がり、そわそわし始める。

「いよいよだ……! 今日もやれ……。やっちまえ……! 何冊でも持っていけ!」

 まるで自店での万引きを容認しているかのような独り言を漏らす奇竹。




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