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奇竹先生の卑猥な日常
第3章 ヌードデッサン教室
 面接を受けるのは11人の予定で、もちろん全員女性だ。

 あらかじめ行った書類選考を合格した11人ということで、書類選考が完全に奇竹の独断と偏見によるものだったため、漏れなく全員が奇竹の好みの女性だった。

 今日の面接も決して真面目な意図からのものではなく、奇竹が重視するのはただ1点、「服を脱ぐ際に、恥ずかしそうな素振りをするかどうか」だけだ。

 そのため、書類選考の時点ですでに、いくら奇竹好みのルックスであろうと「ヌードモデル経験あり」とエントリーシートに書いた女性はやむなく落選としたため、この面接まで勝ち残った11人は全員「ヌードモデル経験なし」の人ばかりだった。

 さらに、この面接中に羞恥心の有無や強弱を見極めようという算段のようだ。

「女性が恥じらいながらもヌードになる」という場面を見ることが、奇竹の希望することのうちの一つらしかった。




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