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奇竹先生の卑猥な日常
第3章 ヌードデッサン教室
 1週間前に面接が行われた部屋のドアを、由梨花がノックすると、直後に「どうぞ」という声が中から聞こえた。

「失礼します」と言った後、由梨花が入室すると、奇竹は椅子から立ち上がって会釈をする。

 由梨花も会釈を返したが、由梨花の視線は奇竹の隣にいる斉藤に釘付けだ。

 すぐに奇竹が、斉藤を紹介した。

「こちらは、男性モデルであり、なおかつ受講生でもある斎藤さんです。由梨花さんにとっては、先輩ということになりますね」

 奇竹に促され、斉藤が簡単な自己紹介と共に頭を下げる。

 由梨花も名乗ってから頭を下げた。




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