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奇竹先生の卑猥な日常
第1章 奇竹書店
「そちらの椅子にお掛けください。私はこの店の店長をしております奇竹と申します。失礼ですが、お名前をフルネームでお聞かせ願えますか?」
「山路花奈(やまじ・かな)といいます……」
言われるがままに腰を落ち着けた花奈は、聞き取りにくいほどの小声で答える。
軽く頷いた奇竹は、丁重な態度を崩さず、バッグを指差して言った。
「では、バッグの中身を確認させていただきますね」
言われた花奈は、黙ってバッグを差し出す。
先ほど逃走を阻止されてから、すっかり観念した様子の彼女は、全ての命令に対して従順になっていた。
「山路花奈(やまじ・かな)といいます……」
言われるがままに腰を落ち着けた花奈は、聞き取りにくいほどの小声で答える。
軽く頷いた奇竹は、丁重な態度を崩さず、バッグを指差して言った。
「では、バッグの中身を確認させていただきますね」
言われた花奈は、黙ってバッグを差し出す。
先ほど逃走を阻止されてから、すっかり観念した様子の彼女は、全ての命令に対して従順になっていた。