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奇竹先生の卑猥な日常
第1章 奇竹書店
 にゅぶっ……ぐちゃっ……ずちゅっ……。

 二人の性器が激しくこすれ合う。

 いまだ激痛に苛まれている花奈だったが、それとは同時に、未知なる感覚にも襲われ始めていた。

 硬くてたくましいシンボルに、敏感な部分をかき乱されるたびに。

 花奈は認めたくなかったが、それが快感だと分かるのにそう時間はかからなかった。

「あっ……あぁっ……んっ……あんっ……」

 いつしか、花奈は悦びの声をあげ始めていた。

 薄れゆく痛みとともに、快感は強まるばかりだ。

 恋人でもない、40歳は過ぎているであろう男性に悦ばされていることがつらく、花奈は目を閉じて「早く終わって」と祈っていた。

 肉体の方は正直で、奇竹のシンボルを愛おしげにねっとりと包み込み、「奥へ奥へ」といざなうような収縮を繰り返していたが。




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