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奇竹先生の卑猥な日常
第1章 奇竹書店
 初めての痛みに耐えながら、花奈は目を閉じて歯を食いしばる。

 軽く呻きながら身をよじるが、そんなことでは激痛を軽減することすらできなかった。

 そして、相手が恋人でもない、しかも自分勝手な性格の奇竹なので、その状態のまましばらく待ってくれるような思いやりも持っているはずがない。

 奇竹は平然とシンボルの抽送を開始した。

 にゅぼっ……ずにゅっ……ぐちゅ……。

 さらなる痛みに、絹を裂いたような悲鳴をあげる花奈。

「きゃああああああっ!!」

 しかし、そんなことで奇竹が動きを止めるはずもなかった。

「痛みはきっとすぐに治まりますよ。では、奥を重点的に探ります。うちの商品が隠されてないか……」

 そう言うと、力強くシンボルを出し入れする奇竹。

 赤黒くて巨大なシンボルが、柔らかな花筒を縦横無尽に攪拌(かくはん)していった。




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