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奇竹先生の卑猥な日常
第2章 ローカルアイドル事務所
 そして、5名の参加者が最終選考まで進んだ。

 もっとも、オーディションでは、ただ1点「奇竹の好みのルックスや態度であるか」ということだけが重要視されており、参加者が必死で披露していた「ダンス、歌、一発芸、意気込み」などは、奇竹たち審査員にほとんど評価されていなかったといってもよい。

 実際、この5名のうち3名は、歌もダンスもイマイチな感じで、落選した子の中には「もっと歌もダンスも上手い子」がいたことは奇竹たちも認めていた。

 しかし、合格者たちには「『絶対やりたい』という意気込みを強く感じたから」などと、それらしい理由で合格を告げた奇竹。

 ともかく、その5名が参加する最終選考は、3日後に行われることとなった。




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