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奇竹先生の卑猥な日常
第2章 ローカルアイドル事務所
「そんなに大変なことをお願いするわけではございません。たとえば、『この場でオナニーしていただく』などは、いかがでしょう?」

「え~、何ですか、それ……」

 苦笑いを続ける今日子は、内心若干呆れていた。

 そんな提案を平然としてくる奇竹の、厚顔無恥さに。

 今日子は大きく溜め息をついてから、言葉を続けた。

「どうしても必要だとおっしゃるのであれば従いますが……ちゃんとすぐに15分間を計測開始していただけるんでしょうね?」

「それはもちろんですとも。何なら、ただ今より計りましょう」

 そう言って、スマホのストップウォッチ機能を使う奇竹。

 それから、机の引き出しを開け、ピンクローターを取り出し、今日子に手渡した。




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