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剛 ing 舞依
第12章 DON FESTIVAL
「おーい、タク~」
「何だよ~」
「ちょっと壁ドンしてみて」
「かべどん?何だそりゃ?」
「知らねーのか?」
「敵ディフェンスの壁を突き抜けるフリーキックのことか?」
「お前、脳みそまでサッカー筋肉か!」
タクはちょっとヤンキーがかってはいるがサッカー部では名ミッドフィルダーとして活躍している
「こういうやつ…ドン」
「?因縁つけてケンカ売るのか?」
「違うって、ドラマとかで男が女をオトす時にするだろ?」
「ドラマ観ねーからなぁ~」
「やってみろよ、舞依を口説くつもりで」
「えー舞依さんを?後で怒るなよ~剛」
「いいからやってみろって」
「何かよくわからんが…ドン…」
何だこのぎこちなさ…サイテーだ…
「オイオイ、サッカーでは名前の通りの巧だが、今のは酷すぎだぞ~」
ヒロが上手いこと言うと
「何だとー!」
「ヤンのかコラ!」
タクとヒロは掴み合いになった
このカードも面白い!
「いけータク!ハイキックかませ~」
思わずテンション上がる!
「ちょっと待てよー」
これからというところで剛くんが割って入った
「ヒロも人の事が言えた義理か、いいか、壁ドンってのはな…」
剛くんの壁ドン講座が始まったようだ…
「…!」
不意に肩を持たれて体が回され
壁を背負ったところを前に立たれた
「ドン…舞依ちゃん…」
壁ドンをしてきたのは…うわっ!綾野だ!
背筋がゾーっとして鳥肌が立つ!
「やめろ!寄るな!」
「照れるなんてカワイイねぇ~舞依ちゃん」
「舞依ちゃんとか呼ぶな!キモイ!」
おもいっきり両手で綾野を突き飛ばした
「舞依!大丈夫か?」
綾野をヒロとタクに任せた剛くんが来て覗き込んだ
あー何か安心する…
「大丈夫、もう大丈夫」
大丈夫だけど
もう男に壁ドンされるのはゴメンだ…
「何だよ~」
「ちょっと壁ドンしてみて」
「かべどん?何だそりゃ?」
「知らねーのか?」
「敵ディフェンスの壁を突き抜けるフリーキックのことか?」
「お前、脳みそまでサッカー筋肉か!」
タクはちょっとヤンキーがかってはいるがサッカー部では名ミッドフィルダーとして活躍している
「こういうやつ…ドン」
「?因縁つけてケンカ売るのか?」
「違うって、ドラマとかで男が女をオトす時にするだろ?」
「ドラマ観ねーからなぁ~」
「やってみろよ、舞依を口説くつもりで」
「えー舞依さんを?後で怒るなよ~剛」
「いいからやってみろって」
「何かよくわからんが…ドン…」
何だこのぎこちなさ…サイテーだ…
「オイオイ、サッカーでは名前の通りの巧だが、今のは酷すぎだぞ~」
ヒロが上手いこと言うと
「何だとー!」
「ヤンのかコラ!」
タクとヒロは掴み合いになった
このカードも面白い!
「いけータク!ハイキックかませ~」
思わずテンション上がる!
「ちょっと待てよー」
これからというところで剛くんが割って入った
「ヒロも人の事が言えた義理か、いいか、壁ドンってのはな…」
剛くんの壁ドン講座が始まったようだ…
「…!」
不意に肩を持たれて体が回され
壁を背負ったところを前に立たれた
「ドン…舞依ちゃん…」
壁ドンをしてきたのは…うわっ!綾野だ!
背筋がゾーっとして鳥肌が立つ!
「やめろ!寄るな!」
「照れるなんてカワイイねぇ~舞依ちゃん」
「舞依ちゃんとか呼ぶな!キモイ!」
おもいっきり両手で綾野を突き飛ばした
「舞依!大丈夫か?」
綾野をヒロとタクに任せた剛くんが来て覗き込んだ
あー何か安心する…
「大丈夫、もう大丈夫」
大丈夫だけど
もう男に壁ドンされるのはゴメンだ…