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第7章 舞依inSunshine

「ほらほらこれなんかどう？」
エスカレーターで３階まで駆け上がり
店の前にあるセール品のハンガーから色々と取り出してはこちらに当てて見てる
「こっちよりこっちね～、あ、これも良い」
男物と違って色も形も沢山あって
訳が分からないまま
山野のなすがまま
…
「これ、絶対似合うよ、着てみて」
と渡されて試着室へ
白いふわふわっとしたミニスカート
はくと短い…お尻がひんやりする…
「どう？」
「あっカワイイ～似合う！」
「でもちょっと短過ぎるよ～」
「そぉ？じゃあこっちは？」
渡されたのを続けて試着
今度は膝上丈で白いふわふわの上へ網目のような布が掛かっている
「どう？」
「あっ、良いじゃん！舞依にぴったり」
「じゃあこれにするね」
「だったら私はさっきのにしよ！」
それぞれに会計を済ますと
早速試着室で着替えておニューの装いで店を出た
山野のミニスカート姿もかわいいな
というより中身が見えないかハラハラする

「よし次行きましょ！」
「えっ！」
また手を引っ張ってあっちやこっちの店を廻る廻る
大きなショッピングモール
男物の店は数店で大体行くところは決まっているが
女物の店は多いな！
どこも同じように見えていたけどこうやって巡って行くとそれぞれ違うんだなぁ…

「あっ、これカワイイ」
数件廻る内、ふと目に留まった
キャメルのミニスカート
「きゃんカワイイ～、巻きスカート」
「巻きスカート？」
「ほら、この大きなボタンを外すと、拡がるでしょ？くるっと巻いてあるだけ、カワイイ～」
「短過ぎ？」
「そんなこと無いよ、舞依に似合うよ」
「ちょっと着てみようか？」
「見せて見せて」
試着してみると
確かに巻いてあるだけだけど
３分の１程も重なっているので気にならない
ただ、ちょっと短いかな…
けど何か気に入った
「ど、どう？」
「あー良い！上にこれ合わせてみて」
渡されたのを着てみる
白いニット
襟周りが大きく、折り返しも大きい
「袖も長いよ？」
「それが良いのよ、ぴったり、カワイイ～」
鏡で見ると確かにカワイイ
この姿の舞依とデートしたい！
というわけでセットでお買い上げ

「あの服ならブーツが合うわよ！」
って今度は靴屋へ
色々と見て回り
焦げ茶色のロングブーツをゲット

女子の買い物
…
楽しい