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剛 ing 舞依
第7章 舞依inSunshine
帰り道、バスの中も会話がない

別に恥ずかしいわけでも
気まずいわけでもなく

それよりも
余韻の尾を引いている感じ?

いつもよりくっついて
時々
いや、しょっちゅう
目を合わせて自然と笑みがこぼれる
なーんだかふわふわした感じ


家の前まで剛くんが送ってくれた
「ありがと」
「じゃあまた」
「うん、連絡するね」
キュウっと抱きしめられる
暗いけど見上げると顔が近づいてくる
「…」
目を閉じると唇が触れる

さっきの感覚が戻ってくる

こっちからもギュウっと抱きつく

そのまま


曲がり角を入ってくる車のライトで
二人離れる
「じゃあね」
「ばいばい」
振り返り振り返り走っていく剛くんを見送り
角を曲がって見えなくなってから家に入る
「ただいま~」
「お帰り、病院どうだった?」
「うん、異常無しって」
「良かったわね。ご飯は?」
「…もういいや」
「そう…おかず取ってあるからお腹減ったら食べなさいね」
「はーい」
「…服買ったのね、似合うわよ」
「うん」
「…剛くんと一緒だった?」
「な、何で分かるの?」
「顔に出てる!ユルユルのトロトロよ」
「えっ!」
「良いわねぇ~私も久しぶりにお父さんに抱きしめられたいわ~」
「え!えっ!見てたの?」
「何が?何も見てないわよ?…はは~ん、抱きしめられたんだ~剛くんに~」
「し、知らないっ!」
「否定しないってことは!…良いわね~青春」
「…」
たまに母親って鋭い…


しかし

キスがあんなに良いモノだったとは

自分相手だけど

今は違うから?
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