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永遠の恋
第4章 神様……


「約束する……栞奈と離れていた時………
僕は何時もお前を想っていた
傍にいて欲しいと想った………
こんな男だけど……僕は栞奈と一緒にいたい
だから結婚して下さい!」

頼朝の本心をやっと引き出した

栞奈はまぶしい程の笑顔を頼朝に向けた

「はい。なら善は急げだわね
取り敢えず戸籍を入れるとして、婚姻届を持って来るわ
婚姻届出したら、お腹の子は頼朝の苗字になれるのね
私、子供の為に結婚式挙げたいのよ
だから頼朝、どんな治療にも耐えて結婚式を挙げましょう!
頼朝の妻だからね今日から私が付き添うわ!
バイトに行かない日はずっと傍にいるわ」

とんとん拍子に話をしていく栞奈を、頼朝は何も言わずに抱き締めた

「………長生きするから……」

「当たり前じゃない
私の為に一分一秒でも傍にいて……」

頼朝は何度も頷いた

その腕は震えていた

頼朝が泣いているのが解る

絵里子は栞奈の強さに救われた

まるで何でもない風に…… 

頼朝の心の頑なな殻を壊して……溶かした

栞奈にしか出来ない事だった

一対の絵があるみたいに………

寄り添う栞奈と甘える頼朝は自然な感じで一緒にいた


一緒にいるのが当たり前のような存在を失って生きて行けという方が間違いなのだと想う

魂の欠片をなくして……

生きて行けという方が無理だったのだと想う……

絵里子の頬を涙が濡らして行く

神様……

この二人を……引き離したりしないで下さい


二人一緒の時間を………

奪わないでください




神様…………





絵里子は神に祈った……










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