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永遠の恋
第4章 神様……
「私は頼朝をそんなに簡単に逝かさない
足掻いて粘って死神にだって、追い払ってやるから!
だからそんなに簡単に逝けると想うなよ!」
栞奈は宣戦布告した
頼朝は爆笑した
「お前に掛かったら死神も形無しだな」
「当たり前じゃない!
生きる気力があれば余命半年と言われたって一年でも二年でも余分に生きれるわ
そしたら人生得した気分になれるじゃない!
そもそも頼朝は治るんでしょ?」
「………何か……悩んでるのがバカバカしくなる」
「頼朝、あんたはさ女々しくうじうじ悩みすぎなのよ!
それで人生の半分は損してるって言わなかった?」
「言ったな………なら……言っても良いか?」
「受けて立つから何でも言いなさいよ!」
頼朝は栞奈を抱き寄せた
「………結婚して下さい」
頼朝は………精一杯の想いを伝えた
絵里子は……泣いていた
栞奈は………
「頼朝には捨てられたからなぁ……」
栞奈は「……はい。」じゃなく恨み言を言った
「………栞奈さん返事は?」
「もう金輪際別れ話はしないと約束しろ!」
栞奈は頼朝を離すと、バシッと両頬を押さえて迫った
「………栞奈……怖い……」
「一度捨てられると性格悪くなるんだよ」
「………ごめん……」
「しかも一方的に別れ話言いやがって!」
「………許して栞奈……」
「許してやるから約束しろ!
もう何があっても絶対に別れ話は言わないって!」
この先……頼朝の病気が悪化したとしても……
死にそうになっても……
絶対に別れ話はしない!
そんな約束が欲しかった