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永遠の恋
第5章 スタート


「………ぅ……痛い……腹立つ!」

栞奈のうめき声が洩れる

頼朝は背中を擦っていた

愛する妻の背中を擦る

そんな日が来るなんて想ってもいなかった

少し前に……大きなお腹を大変そうに抱えて歩く栞奈に

「………スイカみたいだね……」

その腹………

と、ついうっかり頼朝が言っちゃった時があった

栞奈は「………てめぇ……言うに事欠いてスイカかよ? 本当のスイカなら出し入れ出来るじゃんか!
何倍楽出来るんだよ!」と悪態をついた

その事を思い出して頼朝は笑った

「………何笑ってるの頼朝?」

「君がさ、スイカなら出し入れ出来るって悪態着いた日のこと……思い出した」

「あれはさ、頼朝が悪いんじゃない
普通妊婦にスイカみたいって言うかぁ?」

「………妊婦さんって初めてなんだもん……」

「頼朝なら何人か妊娠させてるって想った」

「………まさか……」

「モテたもんね頼朝」

「連れて歩くアクセサリーみたいに……
取っかえ引っかえ……欲しがられても……ね」

「取っかえ引っかえ…下半身がだらしなかったもんね」

…………なまじ、過去を知ってると……分が悪い

「………虐めるな栞奈……」

「子供産んだら……また子供が欲しい」

「栞奈……僕は……劣性遺伝を子供達に遺す気はないよ……」

「ならもうエッチしないのか?」

「………栞奈……するってば……」

頼朝は栞奈の口を押さえた

「頼朝、沢山産もうと想う
絵里子姉さんや美希姉さんや雅敏兄さん達に子守して貰うんだからね
ポロポロ産む気なのよ!
頼朝も野球チーム作るまで頑張るって言ってたじゃない」

「………そんなには無理だよ……」

「なら後3人位は頑張ろうか!」

「栞奈には敵わないな……」

「頼朝の子を産むの
頼朝の生きてきた証を遺すのよ!
貴方の遺伝子を受け継いだ子を産むの
貴方の遺伝子に優劣つけるなんて、それだけで烏滸がましいぞ頼朝!」

頼朝は栞奈を抱き締めて……泣いた

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