この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あいの向こう側
第10章 眺める街
さようならのメッセージのあと、
〔近く引っ越しをします。あなたも体に気をつけて、元気で〕
とあった。
俺は白いご飯に目玉焼きをのせて、
簡単にサラダを作った。
それを食べてから着替え、再び会社に向かった。
空は高く太陽が照りつける。
オフィスビルに着くまで徒歩15分。
シャツが背中に張り付いていた。
エレベーターでオフィスがある6階に上がる。
ふと思い立って6階を通り越して屋上まで上がった。
昼間の屋上。
俺は柵に凭れて座り、
ショートピースを咥えて吸う。
たゆたう煙を見上げる。
柵の下から歓声が上がって、
ビックリして飛び起きた。
柵から身を乗り出す。
遥か遠い地上では人だかりが出来ている。
「おーっ」
「わ〜〜〜」という歓声とともに、色とりどりの風船が舞い上がっていた。
〔近く引っ越しをします。あなたも体に気をつけて、元気で〕
とあった。
俺は白いご飯に目玉焼きをのせて、
簡単にサラダを作った。
それを食べてから着替え、再び会社に向かった。
空は高く太陽が照りつける。
オフィスビルに着くまで徒歩15分。
シャツが背中に張り付いていた。
エレベーターでオフィスがある6階に上がる。
ふと思い立って6階を通り越して屋上まで上がった。
昼間の屋上。
俺は柵に凭れて座り、
ショートピースを咥えて吸う。
たゆたう煙を見上げる。
柵の下から歓声が上がって、
ビックリして飛び起きた。
柵から身を乗り出す。
遥か遠い地上では人だかりが出来ている。
「おーっ」
「わ〜〜〜」という歓声とともに、色とりどりの風船が舞い上がっていた。