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あいの向こう側
第10章 眺める街
キイロ・青、白、赤……………
何かのイベントなのだろう。
親子連れらしき人だかりがある。
俺はタバコをくわえたまま、
それを見下ろしていたが…………
ふいに、
駆け出した。
階段で降りる。
6階のドアを開いて自社オフィスに入る。
デスクに戻り発注を確認した。
(B地区の広告、
関西圏の割引とポップ………
昨日納品したぶんは全てOKの返信が来てるな………
よし)
俺は出勤してきた七緒に『2時間で戻る!
TELあったら聞いといてくれ!何かあったら携帯鳴らして』
早口で言い、
ポカンと立ちすくむ七緒に背を向けビルを出た。
走る。
バスの停留所に行き先を表示したバスが停まっていた。
飛び乗り、
15分揺られる。
到着して焦れったさを抑えながら、
降りた。
また走り出す。
いりくんだ角を曲がると、古いマンションがある。
俺は外階段を駆け上がった。
―――312号室。
何かのイベントなのだろう。
親子連れらしき人だかりがある。
俺はタバコをくわえたまま、
それを見下ろしていたが…………
ふいに、
駆け出した。
階段で降りる。
6階のドアを開いて自社オフィスに入る。
デスクに戻り発注を確認した。
(B地区の広告、
関西圏の割引とポップ………
昨日納品したぶんは全てOKの返信が来てるな………
よし)
俺は出勤してきた七緒に『2時間で戻る!
TELあったら聞いといてくれ!何かあったら携帯鳴らして』
早口で言い、
ポカンと立ちすくむ七緒に背を向けビルを出た。
走る。
バスの停留所に行き先を表示したバスが停まっていた。
飛び乗り、
15分揺られる。
到着して焦れったさを抑えながら、
降りた。
また走り出す。
いりくんだ角を曲がると、古いマンションがある。
俺は外階段を駆け上がった。
―――312号室。