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あいの向こう側
第11章 痣が消えない
それ以降、
たまに俺はからかうつもりでスティックバーのシリアルや菓子類をやった。
皆が帰った頃に。
痩せ型なのによく食う彼女は、
俺には新鮮で面白かった。(昼に会った時に見ると弁当箱が2段重ねだった)
「ラーメン食べて帰る?」そう誘ってみると、
目を輝かせて「はいっ」
と言った亜季を一年経っても忘れていない。
『あ〜、
このバンドの歌良いよねぇ』
亜季が音楽番組を見ながら溢す。
『そうか?
最近の歌は何言ってんのか分かんないよ』
『そこがいいのにー。
ギターの人好きなんだ〜』
体を俺に凭れさせる亜季。
俺は亜季の肩に手を回した。
亜季の顔が俺を見る。
どちらからともなく、
唇を合わせる。
たまに俺はからかうつもりでスティックバーのシリアルや菓子類をやった。
皆が帰った頃に。
痩せ型なのによく食う彼女は、
俺には新鮮で面白かった。(昼に会った時に見ると弁当箱が2段重ねだった)
「ラーメン食べて帰る?」そう誘ってみると、
目を輝かせて「はいっ」
と言った亜季を一年経っても忘れていない。
『あ〜、
このバンドの歌良いよねぇ』
亜季が音楽番組を見ながら溢す。
『そうか?
最近の歌は何言ってんのか分かんないよ』
『そこがいいのにー。
ギターの人好きなんだ〜』
体を俺に凭れさせる亜季。
俺は亜季の肩に手を回した。
亜季の顔が俺を見る。
どちらからともなく、
唇を合わせる。