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あいの向こう側
第13章 夏に飛び込んで
若菜とやらも『クジラ!
見た目イワシじゃん(笑)』
と大笑いしている。
明莉は酔うと笑い上戸だ。
どうやら若菜も同じらしい。
クジラと呼ばれた高校生風優男は、
嫌そうな顔をした。
目がパッチリと大きく、
女の子のようだ。
最近よく耳にするジェンダーレスという感じ。
明莉はクジラくんの嫌そうな表情に気づかない。
『あー…………………。
それ言ったら、
俺も「海塚青瑠【カイヅカセイル】」だから』
俺は自虐を含めつつ自分を指さしおどけた。
『そ~そ~(笑)
セイルって!帆って(笑)』
明莉がぎゃはははと笑いころげている。
俺は若干うんざりしながらも『じゃ、
俺シャワー浴びて寝ますんで』
とメンバーに片手を挙げた。
鯨くんがジッと俺を見ていた。
バスルームに入る。
シャワーノズルを持つ。
クジラ……………
エトウクジラ。
一文字変えるとザトウクジラじゃん。
俺は笑いがこみ上げてきた。
シャワーの湯を浴びながら、
しばらく笑いを堪えた…………………
見た目イワシじゃん(笑)』
と大笑いしている。
明莉は酔うと笑い上戸だ。
どうやら若菜も同じらしい。
クジラと呼ばれた高校生風優男は、
嫌そうな顔をした。
目がパッチリと大きく、
女の子のようだ。
最近よく耳にするジェンダーレスという感じ。
明莉はクジラくんの嫌そうな表情に気づかない。
『あー…………………。
それ言ったら、
俺も「海塚青瑠【カイヅカセイル】」だから』
俺は自虐を含めつつ自分を指さしおどけた。
『そ~そ~(笑)
セイルって!帆って(笑)』
明莉がぎゃはははと笑いころげている。
俺は若干うんざりしながらも『じゃ、
俺シャワー浴びて寝ますんで』
とメンバーに片手を挙げた。
鯨くんがジッと俺を見ていた。
バスルームに入る。
シャワーノズルを持つ。
クジラ……………
エトウクジラ。
一文字変えるとザトウクジラじゃん。
俺は笑いがこみ上げてきた。
シャワーの湯を浴びながら、
しばらく笑いを堪えた…………………