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あいの向こう側
第16章 保健室の悪魔
彼の足首は俺と違って白く細い。

片手で一周し掴めてしまう。

『あっ…………!も、もう少し…………っ』

彼はいつも控えめに懇願する。
もっと強く言えばいいのに。

俺は彼の足の指先を食(は)んだ。
舌先でつつきながら、
激痛と甘噛みの間くらいの強さで歯をあてる。


『どう?まだ欲しい?』メガネの隙間から目線を遣る。

『…………意地悪言うなっ…………ああっ!』
彼は仰け反った。
『……ああっ、くうっ………!!』


彼のカッターシャツの襟もとから白い鎖骨が見えた。上側の窪み。
未成熟な体は痩せていて薄い。
それでいて感度は抜群なのだから、
俺は食わずにいられない。
先端が敏感なんて、俺の興奮を煽らないわけがない。彼が突き指をして訪れたのが発端。


___いつもならここまでだけど、
今日は特別授業で昼休みが長い。
生徒たちは体育館と校庭に分かれて体育祭の合同練習だ。
怪我人を出さないように、先生方も細心の注意をはらう。突き指が癖になってしまった彼を、誰も疑わない。


『せん、せ…………我慢できないっ………』

彼はベルトを外した。
慌ててジッパーをおろし、トランクスから根を取り出す。

俺はほう?と目を見開く。舌で乾いた唇を舐めた。

『…………して、欲しい………』

また控えめな懇願。
たが今度はストレートだ。


未成熟な痩せた体から生えている、
膨らんだ男の象徴。
小さく細いそれはしっかりと天を仰いでいる。
茂みに囲まれて。

小生意気な目つきに、青臭い体。

俺は白衣を脱ぐと彼の脚の間に跪いた。

ギシッとベッドが軋む。


彼の根を咥えると、
ジンと痺れた。


『あ…………くうっ………』
悶えてシーツを握る彼の手は、
トイレの仕方も覚束ない小犬のようにぎこちない。


___俺の口に粗相していいよ。

そう言おうと思ったけれどやめた。


彼が熟していくまで、すべての反応を楽しみにしておきたい。


白く小さな彼の顔に長めの前髪がかかる。

俺は上目遣いに苦悶の表情を見ながら根を吸いあげた。メガネ越しに映る彼は、儚く美しい。


『せんせぇっ…………ああっ………』
彼の喘ぎを幾度も幾度も聴きたいと思いながら、
一心に舐めあげ吸い尽くす。













〔終〕


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