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あいの向こう側
第6章 水になる
店員は翌日の夜に会う約束をしてきた。



わたしはスカートを履き、待ち合わせ場所に立てっている。


『ごめん!遅れちゃいました………』

店員は息を切らして走ってきたようだ。


『構いませんわ、待ってませんから……』

『食べに行きましょう。
イタリアン、大丈夫ですか?』


わたしは頷き、
彼の後に着いていく。


イタリアンレストランで食事を終えると彼が支払いをしてくれた。

『わたしも、出します…』

そう言うと彼は『いいんですよ!
奢りたかったし……
海でも見に行きませんか』と快活に笑う。



わたしは彼に欲望を覚えた。
手を繋ぎ隣を歩く彼。

わたしは口を開く。
『…………あなたとsexがしたいわ』



彼は驚いた顔をした。

咳払いをし、
恥ずかしそうに『……………本当に良いの?』と確認する。

『ええ。
嘘は言いませんから…………』








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