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あいの向こう側
第7章 堕落する君と
返答がない。
再度ノックする。
―――静かだ。
『悪いけど開けるよ?』
とそーっと扉を開くと、
ベッドに突っ伏したまま微動だにしない沙耶がいた。
『……どうした?
凹み過ぎじゃねぇ?
元気出して仕事探せよ(笑)』
笑いながら近づくと、
沙耶の様子がおかしいことに気付く。
『………おい?
ちょっと…!!これ、何だよ?!』
空の薬の小瓶が床に転がっていた。
俺は慌てて沙耶の身体を抱えた。
スースー……と深く寝入っているようだが、
息継ぎが変だ。
小瓶の横に紙切れがある。掴んで見ると……
〔出来なくてごめんなさい〕と丸い字で書いてあった。
俺は救急車を呼んだ。
再度ノックする。
―――静かだ。
『悪いけど開けるよ?』
とそーっと扉を開くと、
ベッドに突っ伏したまま微動だにしない沙耶がいた。
『……どうした?
凹み過ぎじゃねぇ?
元気出して仕事探せよ(笑)』
笑いながら近づくと、
沙耶の様子がおかしいことに気付く。
『………おい?
ちょっと…!!これ、何だよ?!』
空の薬の小瓶が床に転がっていた。
俺は慌てて沙耶の身体を抱えた。
スースー……と深く寝入っているようだが、
息継ぎが変だ。
小瓶の横に紙切れがある。掴んで見ると……
〔出来なくてごめんなさい〕と丸い字で書いてあった。
俺は救急車を呼んだ。