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あいの向こう側
第7章 堕落する君と
翌朝、汗だくになりながら起床した。



『暑………
さて、準備準備』


朝食を終えて着替えた。

書類ホルダーを抱え、
アパートを出ようとして足を止めた。



(…………何かして行くか)
冷蔵庫から食パンを出して焼く。
オレンジジュースを注ぎ、共有スペースに置いた。


紙に「食えるなら食え」と書き置きしておく。



俺は急いでアパートをかけ降り駅に向かい、
電車に乗り込んだ。










『へぇ。
ルームシェアなんてしてたんだ?』
実和子があんぐりと口を開けた。


昼休憩時間に、
実和子とデスクにてコンビニ弁当を食べながら雑談していた俺。

『うん。
意外?』

『意外いがーい。
1人でスペース譲りませんよ!って感じだもの。
で、その子大丈夫なのかしら?』


『医者が「休ませろ」って。冗談じゃねぇ、
さっさと働けってんだ』
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