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あいの向こう側
第1章 凪に沈む
(………まさか………)


アパートは真っ暗だ。

部屋数が5つだけという小さなアパートで、
大家の隠居老人は別の地域に家がある。



梅乃は声がするほうへ近寄った。

(いかんわ、
盗み聞きみたいなことは…………)


そう思いながらも興味が身体を動かした。


奥の部屋の窓際に寄ると………


『……あん!
ああん、あんっ』

甘ったるい、
鼻声の喘ぎ声が聞こえる。

………あの女だ。


床がドンッと鳴り、
『ああっ、
ユウくんもっとしてぇっ…』
と卑猥な叫びがした。




(………まだ8時過ぎやのに、
はしたない………)
そう思いながら聞き耳を立ててしまう。


『ああっ、
そこっ……あん、あんっ』

照明は消しているのだろう。
暗い。


梅乃は、
金髪の男の風貌を思い出した。
嫁と同じく、沢山のアクセサリーを身に付けていた。


ふっと、
男の裸が見えた気がした。
錯覚…………
窓にはカーテンらしき幕があるのだから見えるはずもないのに。


『ああんっ、
ああ〜〜〜っ!
すごぉい、ミユもうイッちゃうよぉ〜〜…………』



―――車のクラクションの音が遠くで聞こえた。
梅乃はハッとして、
慌ててその場を離れて歩き出す。


帰宅して風呂を沸かした。湯船に浸かったあと髪を洗い、
流して風呂場から出た。


寝室にて髪を乾かして、
いつもと同じように化粧水を叩いて就寝した。
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