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第77章 　 　 　 　　 　　 　

「まあ、頑張れよ、二人とも！」

「なんたって、世界選手権だもんねっ！　世界一を決めるんだものっ」

「テレビの前で、正座して応援してやるっ」

　口々にそう温かい言葉をくれるクラスメイトに、ヴィヴィは破顔する。

「あはは、ありがとう！」

　それに比べ、クリスは、

「一週間居ないけど……、面白いことやるなら、帰って来てからにして……」

　そう無表情で返し、皆に「はいはい。早く帰っておいで～」と笑われていた。