この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第78章                 

 うっとりとした瞳で自分も兄を覗き込んだヴィヴィは、その腰に黒のニーハイソックスに包まれた両脚を巻き付けると、目の前の匠海の躰を抱き寄せる。

「好き……、愛してる……」

 心の底からそう言葉を紡いだヴィヴィに、何故か匠海は瞳を見開いた。

「……――っ」

 妹の脚が兄の腰を引き寄せたことでくちゅりと小さな水音がし、二人の結合が少しだけ深いものになった瞬間、匠海はがむしゃらにヴィヴィの蜜壺を搔き回し始めた。

 驚いたヴィヴィが瞳を見開いて、短い嬌声を上げる。

「えっ!? ぁんっ ひぅっ あっ あ、あっ やぁ、あんっ あっ」

「……――っ 出、る……っ」

 そう呻いた匠海は、ヴィヴィの腰をぐっと掴むと、妹の深いところでその欲望を吐き出した。

 最奥ではなかったが、それでも深くで出された白濁は、ゆっくりとヴィヴィの蜜壺の奥へ奥へと、流れ込んでいく。

(あんっ 暖かいの……出てるっ お兄ちゃんっ ヴィヴィの中で、イってくれた……っ)

 もう少し奥へと捻じ込んで何度かびゅ、びゅっと吐精した匠海は、やがて、どさりとヴィヴィの躰に覆い被さってきた。

「やっぱり、すぐ、イっちゃった……」

 少し恥ずかしそうに、ぼそりと小さく呟いた兄。

 ヴィヴィは驚きと共に、照れた表情を浮かべた匠海の顔をしげしげと見つめた。

(うそ……、本当、だったんだ……っ 2ヶ月……、嬉しいっ)

「……っ 可愛いっ」

 そう思わず叫んで、兄の頭を抱き寄せたヴィヴィに、

「また、お前は……」

 その華奢な肩の上で、匠海が呻く。

 匠海はヴィヴィから「可愛い」と言われるのが余程嫌らしい。

「ごめんなさい……。でも、可愛いの♡」

 そう言って嬉しそうにうふふと笑うヴィヴィに、匠海は観念したらしく、ゆっくりと自分の胸の中に妹の躰を抱き込んだ。

「お前の中は、本当に気持ちいいよ。ずっとこうしていたい」

 匠海はヴィヴィの髪に顔を埋め、本当に気持ちよさそうな声音で囁いてくる。

「じゃあ、ずっと、していよう?」

 ヴィヴィのその返事に、匠海が腕を緩め、その胸の中で夢見心地の表情を浮かべる妹を覗き込んでくる。

/2774ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ