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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第79章            

「そんなこと言って、想像したんだろう? 中、凄く締まった」

 そう意地悪く指摘をした匠海を、ヴィヴィは睨み下ろした。

「―――っ もう、えっち!」

「エッチでもなんでもいいよ。ほら、もっと乱れろっ」

 匠海はそう宣告すると、また胸に抱きこんだヴィヴィを下から突き上げ始めた。

「ぁ、あっ ぁあ、ぁあああっ やぁあっ だめっ だめぇっ」

 膣の後ろ側だけを重点的に擦り上げられるその体位に、ヴィヴィは拘束された腕の中、びくびくと震えて喘ぐ。

「し、まる……っ」

 蕩け切った蜜壺の中で唯一の硬さを持ち、深くまで貫いてくるその剛直に、頭がクラクラする。

(ぁあん、硬いっ 凄く硬くてっ、太くて……っ おかしくなっちゃうっ)

「もうっ いやぁあっ やぁっ ひゃうっ あっ やぁっ」

 「自分は今日今からエキシビ滑るんだよ~っ!!」と心の中で喚きながらも、ヴィヴィは与えられ続ける快楽にうっとりと瞳を細める。

 そんなヴィヴィに、匠海が腰を止めた。

「やだやだばっかり言って! そんな可愛くない子は、『もっと』っておねだり出来るまで、離してあげないよ?」

「……――っ!?」

(それ、「もっと」って言ったら、もっとするでしょう――っ!?)

 あまりの兄の言い分に言葉にならず、瞳だけで意思を伝えようと見下ろしたヴィヴィを、

「ああ、驚いて絶句した顔も可愛いよ、ヴィクトリア」

 美麗な顔を綻ばせてうっとりとそう返されては、ヴィヴィはもう敗北を認めざるを得なかった。

「……もう、負けました……。好きにしてください……」

(刃向おうとした、身の程知らずな自分が間違ってました……、とほほ……)

 そう降参して兄の胸に突っ伏したヴィヴィを、匠海は笑いながら撫でてくる。

「ふ……。しょうがない、今日のところは解放してあげよう」

 そんな意外な返答に、ヴィヴィはぱっと顔を上げる。

「え……? 大丈夫?」

(お兄ちゃん、もの凄くしたそうなのに……)

「大丈夫じゃないさ」

 そうきっぱりと否定してくる憮然とした匠海に、ヴィヴィは苦笑する。

(やっぱり、可愛いのっ)

「ふふっ じゃあ~、あと一回だけだよ?」

「いいのか?」

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