パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第85章 　 　 　　　　 　 　

（お兄ちゃんは『不思議の国のアリス』に欲情できる、変態さんだった……。ヴィヴィの幼い恰好なんて、朝飯前なんだ……、いや、逆に興奮してるかも……）

　ゆっくりとショーツを脱がした匠海は、ヴィヴィの細い両太ももを掴むと左右に割り開き、その前に跪いた。

　目の前に露わになった妹の秘裂に、匠海は躊躇なく唇を寄せる。

　最初は薄紅色のその周りを唇で食み、引っ張るようにしていたが、やがて舌の先でまだ固く閉じたそこを辿り始めた

　いきなり膣口を舌の先で抉られ、ヴィヴィはびくびくと震え上がる。

「……っ　やぁ……っ　んっ　んん……っ　ふぅんっ」

　他の皮膚の何十倍も敏感なそこを舐められるだけで、なんでこんなに反応してしまうのだろう。

　ヴィヴィは後ろ手を付いていた両手で口元を押さえると、零れ始めた声を必死で耐える。

　つんつんとただ膣口をつついて焦らしてくるだけの、兄の温かく湿った舌。

　そしてその先に待ち構えている愉悦を、もう何度か経験して覚えているヴィヴィの躰。

　早々に根を上げたのは、ヴィヴィの躰の方だった。

　早くその中も可愛がってと兄の気を惹くようにひくんひくんと誘惑し、まるで花が虫や鳥をおびき寄せる様に、とろりと甘酸っぱい蜜を滴らせる。

「ああ、いけない子だね、ヴィクトリアは……」

　心底嬉しそうにそう囁いた匠海は、ヴィヴィの誘惑に乗るように舌を膣口の奥に含ませた。

「ひゃうぅっ！？」

　思わず啼いたヴィヴィに、匠海は一旦舌を抜き取ると、立ち上がってバスルームの奥へと入っていく。

　空の猫足のバスタブに、シャーと水の滝が降り注ぐ音をさせ、兄はこちらへと戻ってきた。

（声、我慢、出来ない……っ）

　本当はそんなことをしたくもないのだが、ヴィヴィは昨日同様、しょうがなくハンドタオルを咥えた。

　妹の行動を見つめていた匠海はその金色の頭をよしよしと撫でると、またその足元に跪いて妹の躰を喜ばせる。

（ぁあっ　ダメっ　そんなに、舐めちゃ……っ）

　心の中は嫌だと言っているのに、躰はこの行為に得も言われぬ喜びを感じている。

　そしてこんな風に兄に２日続けて抱かれているからだろうか、徐々にヴィヴィの心までも匠海に傾き始めていた。