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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第88章                  

「意地悪? ああ、ヴィクトリアの中も、可愛がっていいのか?」

「――っ い、じわるぅ……っ」

(お兄ちゃんが、ヴィヴィを、こんなにしたのに……っ)

 真っ赤になったヴィヴィに匠海は苦笑すると、クリに添えた親指はそのままに、一番長い中指を妹の膣口に含ませた。

「ごめん。……ああ、もう蕩けてるね……」

 嬉しそうに顔を覗き込んでくる匠海に、ヴィヴィは切なそうに首を振る。

 ぷちゅと厭らしい蜜音立て、ゆっくりと含まされていく兄の中指。

「はぅう……っ」

 指の付け根まで銜え込まされた兄の指に、ヴィヴィは咄嗟に両手で口を覆う。

(ぁあっ 気持ち、いいのっ お兄ちゃんの、指……優しい……)

「凄く締まる……っ ヴィクトリア、分かる? ここを弄るたび、お前の中がきゅうきゅう締まるよ?」

「やぁ、だ……っ 言わ、ないでっ やっ」

 恥ずかしすぎて口を覆っていた両手で顔まで隠してしまったヴィヴィに、匠海がその掌にちゅっとキスを落とす。

「もう一本、入れようね? ……気持ちいいか?」

 そう確かめながら中指と薬指を埋め込んだ匠海は、またクリトリスを親指で転がし始める。

「ぁあんっ あ、あっ あ、やぁああんっ」

 じんじんする。

 もうこれ以上ないほど固くなった胸の尖りも、匠海が弄る肉芽のその奥も、そして、薄い胸の奥も。

「指に絡みつくよ……。ヴィクトリア、こっち向いて?」

「……おにいちゃぁん……」

 ゆっくりと顔を覆っていた両手を離したヴィヴィは、目の前の匠海の胸に縋り付く。

「可愛いよ。キスして?」

 ゆっくりと降りてくる匠海の唇を、ヴィヴィは柔らかく受け止めた。

「……んんっ ふぅ……、んぅっ」

 甘くて優しい口付けに、躰が蕩けていくようだった。

 そして本当に、ヴィヴィの膣の奥からは、とぷりと大量の蜜が吐き出された。

(……きもちいい……すごく……。大事に優しくしてくれてるの、分かって、嬉しいの……)

「ほら、可愛くイってごらん?」

 そう言って匠海は納めていただけの2本の指も動かし、ヴィヴィの蜜壺を掻き回す。

 途端に大きくなった姫鳴りの音にも、ヴィヴィの羞恥が募る。
 
 身に余るほどの快楽からまるで逃げ出すように、紺色のソックスを纏ったヴィヴィの両脚が跳ねる。

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