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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第90章
「……~~っ!? お兄ちゃんっ いやっ」
「お前はこんなところも桃色で、小さくて……。ああ、触っていいか?」
そう囁きながらヴィヴィの後孔を視姦している兄に、ヴィヴィは目を剥いて喚いた。
「絶対に駄目っ!」
「この我が儘娘がっ しょうがないな。じゃあ、いっぱい擦ってあげよう」
そう言うや否や妹の尻に自分の腰を押し付け始めた匠海に、ヴィヴィがむずがる。
「ひっ!? だ、だめえ……っ や、やぁああん、あん~っ」
「声が甘くなったぞ? やっぱり気持ちいいだろう、バックも?」
「やだもんっ 嫌いだもんっ やぁ~……、先っぽ、やぁあんっ」
ヴィヴィはぷうと頬を膨らませてみせたが、すぐにまた甘い声を上げて善がる。
「挿入角度が変わるからな。ほら、思い出してごらん。さっき、先っぽ触ってどうだった?」
挿入される前、焦らされながら兄の昂ぶりの形を確かめられた事を思い出し、ヴィヴィは真っ赤になった。
「―――っ!? え、えっち」
「ふっ 柔らかかっただろう? あそこで今、ヴィクトリアの後ろ側、ごしごししてるんだぞ?」
ヴィヴィに思い出させながら、匠海は亀頭の先で膣の裏を重点的に抉ってくる。
「やめてもう本当にやだっっ もう、いやぁああ~っ」
(だってだって、もう何回イっちゃったか、ヴィヴィ覚えてないんだもんっ そんなの、駄目なんだもんっ)
「嘘吐きは嫌いだぞ? ほら、ヴィクトリアが涎垂らしまくるから、俺のが出てきてしまった」
「え? な、なに……?」
不安そうにそう尋ねたヴィヴィに、匠海は自分達の繋がった部分を熱っぽい瞳で見詰めながら返事を返してくる。
「俺の精子、溢れ出てきた。駄目じゃないか、溢しちゃ」
余りにも卑猥な匠海の言動に、ヴィヴィはもう我慢ならなかった。
「……っ もういやぁっ お兄ちゃんの変態っ えっち、キライっ!」
「変態って……。そんな事を言う子は、お仕置きしないとな?」
まったく堪えていない様子の兄に、ヴィヴィは脱力する。
「……も、もう……っ いやだってば~~っ」
(だ~れ~か~と~め~て~っ! ……うえ~んっ)