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第91章 　 　　 　　　 　　　　　

「あ……っ　あ、……ぁ……っ　はぅう……っ」

（気持ちいいの、もっと、欲しいの……。もっと、もっと……っ）

　ぬちゃぬちゃとぬめった音を立てながら自分のクリトリスを無心に匠海の腰に擦り付けていたヴィヴィを、兄が繋がったままゆっくりとベッドに下した。

「なんてエロいんだ、ヴィクトリアっ　クリトリス、気持ちいい？」

「うん……っ　いいのっ　おにいちゃぁん、もっと……っ」

（ヴィヴィの中でいっぱい動いて……。擦って、ぐちゅぐちゅに掻き回してっ）

　ヴィヴィは兄の腰に縋り付いたままの両脚で、匠海を引き寄せて密着した。

「もっと、気持ちよくなろう……っ　ほら、クリ、ぐりぐりしながら中、掻き回してあげる」

　匠海はその言葉通り、肉芽を腰で押し潰しながら、ヴィヴィの中を円を描くように掻き混ぜた。

「――っ！？　やっ　それ……っ　だめっ　だめぇ～～っ！」

　がくがくと腰を戦慄かせるヴィヴィが、拘束された両手で必死に匠海の胸を押し返そうとする。

（だ、だって、クリ弄られたら中、締まっちゃうのに、そ、そんなところを中から押し広げられたら、気、狂っちゃうのっ）

「そんなこと言って。お前の脚が俺を離してくれないんだけど？」

　スカートが捲れあがって剥き出しになった太ももを、匠海がさわさわと撫でながらそう事実を伝えれば、

「あ……、こめんな、さい……っ　おにいちゃん、許して……っ」

　またぼろぼろと泣き出したヴィヴィに、匠海は腰を回しながらも器用に口付けした。

「許さないよ。だから次は、一緒にイこう？」

　涙と汗でぐちょぐちょになったヴィヴィの顔を、匠海は優しく撫でながらそう命令してきた。

「ん……。ヴィヴィの中で、いっぱい気持ちよくなってね？」

　素直にそう返したヴィヴィに、先ほどまで優しかった匠海の表情が、瞬時に悪いものに変貌した。

「ふうん。いっぱい気持ちよくなっても、いいんだ？」

「…………え……？」

　にやりと自分の目の前で嗤う匠海に、ヴィヴィは呆気に取られる。