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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第92章
ヴィヴィが切羽詰った声を上げた理由。
それは兄が自分の両脚を割り開いていた手で、クリトリスと乳房を同時に弄り始めたから。
途端にきゅんきゅんと兄の陰茎を締め付け始めたヴィヴィの膣粘膜に、匠海はその纏わりを振り切るように、激しく腰を打ち込み続ける。
「おっぱい、気持ちいいかっ?」
匠海は左手でヴィヴィの小さな乳房を、乱暴とも思える手付きで揉みしだく。
「いいっ いいよぉ……っ」
「クリはっ? くにくにされるの、好きかっ?」
兄は常より興奮しまくっているのか、右手の指全部でヴィヴィのクリトリスも、秘裂も、2人の結合部も、ぐちゃぐちゃに擦り上げてくる。
「ぁああんっ 好きぃっ 大好き……っ イっちゃうぅっ」
妹のその言葉通り、兄を受け止めている蜜壺の中は、充血しまくった肉ひだが昂ぶりにうねうねと纏わり扱き上げていた。
「あ~っ 死ぬほど気持ちいい……っ」
匠海は頭をスプリングに擦り付ける様に反らしながら、ヴィヴィを追い上げていった。
「あっ だめっ ダメダメっ ヴィヴィの、お兄ちゃんの、でっ あ、あ……っ イっ イっちゃっ ―――っ!!」
乳首へのじくじくした刺激、兄自身を喰い絞めてしまう肉芽への刺激、そして逞しすぎる太いものに刺し貫かれて、ヴィヴィは身を仰け反らせて果てた。
「は……、ぅ……っ ぁ……、ぁあ……っ」
丘に打ち上げられた鮮魚のようにぴくぴく跳ねる妹の躰を、ぎゅっと下から抱き締めた匠海は、間髪入れずに陰茎を打ち込み始める。
「ひあぁああっ!? あっ あぁっ ひ……っ あぁあんっ」
悲鳴じみた嬌声を上げるヴィヴィは、何かに縋り付かないと自分が何処かへ行ってしまいそうで、右腕で兄の首の裏に手を回し、縋り付いた。
直ぐ傍にある匠海の端正な顔が、今はすっかり快楽に歪みながら自分を見つめていた。
吸い寄せられるように唇を重ね、熱く互いの舌を絡ませるが、兄の激しい腰は止められる事はなく。
息が苦しくて無理やり唇を離すと、匠海が切なそうに自分を覗き込みながら腰を振るう。