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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第100章
途端に甘い声を上げ始めた妹を散々喘がせた後、くたりと弛緩したヴィヴィの腰を、匠海はまた揺さぶり始めた。
「あ、そこっ だめ……っ あっ あ、ぁあっ だ、だめ~~っ」
膣の後ろ側の奥の方、ヴィヴィのそこは背筋の神経と直結しているのではと思うほど、敏感で。
そこを狙って重点的に突き上げられ、切羽詰まった喘ぎを上げる妹を、こちらももうイきたくてしょうがないといった風情の匠海が、瞳を細めて覗き込む。
「ああ、ここでイこうっ ほら、俺の顔見て、イってごらんっ」
「はぁっ はっ あっ ぁああんっ あ~っ イっちゃ……~~っ」
目を瞑って兄の全てを感じたかったが、「見てろ」と命令されたヴィヴィは、従順に匠海の顔を見つめながら達した。
きゅううと音がしそうなほど締まり続ける肉ひだが、兄の形を、大きさを、硬さを、脳へと信号として伝えてくる。
そしてその昂ぶりが、こつりとヴィヴィの子宮口にぶつかり、ぶるりと大きく震えたのも。
「愛してる……っ ああっ お前の中に、出すよっ」
兄の囁く愛の言葉をしっかりと受け止めたヴィヴィは、こくりと頷いて匠海の両頬に震える掌を添えた。
「……っ くぁあっ」
そう声を噛み殺す匠海の顔は、とても切なそうに眉を顰め、自分を見つめていた灰色の瞳は、一瞬だけどこか彼方を見つめる様に空虚なものになり。
まるで暴発するかのように一瞬肥大した兄の陰茎は、どくどくとヴィヴィの最奥に暖かな白濁を送り込む。
「ひゃぅううっ ……っ ぁ、ぁ……、ぁ――……っ」
敏感なそこで全てを感じ取ったヴィヴィは、兄の達する顔を見つめながら、その全てを己の身で受け止めた。
その数分後。
「お、兄ちゃ~ん、もう、許してぇ……っ」
寝室に響いたのは、ヴィヴィの情けない声。
「やだ」
そう短く、そして可愛く否定したのは、もちろん兄の匠海で。
その腰は休みなく振られ、ぬこぬことヴィヴィの肉洞を出入りしている。
「だって……、ヴィヴィ、もう何回、イったか、覚えて、ないんだもんっ」
それもその筈、匠海は最初、自分が避妊出来ないから妹だけ愛そうと、何度も何度も指と口でヴィヴィをイかせた。