この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第101章          

「じゃあ、『分かりました』ってお返事してごらん?」

 2つの膨らみの間からこちらを伺ってくる匠海の顔が、なんだかエッチで。

「や、やだぁ……っ」

 ふるふる金色の頭を振るヴィヴィに、匠海がにやりと嗤う。

「ふむ。じゃあ、もっと可愛がってあげようか」

「え……?」

「ほら、脱ぎ脱ぎしようね」

 そう言いながら妹のネグリジェのボタンを外し始めた兄に、ヴィヴィは両手でその上から握り締めて必死に止める。

「えっ!? だ、だめっ!」

 けれど、力の強い兄にヴィヴィが敵う訳も無く、上から1つ2つとボタンが外されていく。

「ヴィクトリアの真っ白なおっぱい、いっぱい吸って気持ち良くしてあげようね?」

「ひ……っ!?」 

(やっ い、今、そんなことされたら……)

 かあと頬が熱くなり、ヴィヴィはびくりと躰を震わせた。

「嫌なら、言ってごらん? 『分かりました』って」

 3つ目のボタンを外しながらそう囁いてくる匠海に、ヴィヴィはとうとう折れた。

「わ、分かりましたっ! だからもうやめて~っ」

(お願いっ 直に触られちゃったら、ヴィヴィ、我慢出来なくなっちゃう~っ)

 大好きな兄に敏感な胸を愛されてしまったら、もう自分は約束を破ってしまう。

『受験が終わるまで、セックスは週に1回』

 その、兄との大切な約束事を――。

 それは匠海も同じなのか、ヴィヴィが『分かりました』と発した途端、すぐに全てのボタンを元通り止めてしまった。

 それを少し残念に思う自分もいて。

 ヴィヴィを見上げてくる匠海は、そんな妹の思いなどお見通しのようにふっと微笑んだ。

「いい子だね。でももうちょっとだけ、触れてもいいか?」

「ちょ、ちょっとだけ……?」

 そう確認するヴィヴィに、匠海はその細い背を優しく撫でながら頷く。

「うん、ちょっとだけ」

「……いい、よ。でも……」

「でも?」

「ちゅー……も、してね?」

 ヴィヴィは兄を見下ろしながら、そう拗ねた様に呟いた。

(だってお兄ちゃん、毎日ちゅーしてくれるって、約束してくれたんだもん)

「……っ ああ、もうお前、可愛すぎっ」

 ヴィヴィのおねだりがツボに嵌まったらしい匠海は、妹をその場に正座させるとすぐに唇を奪ってきた。

/2774ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ