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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第101章
さすがにサンダルは脱がせてくれると思っていたヴィヴィだったが、ワンピの裾を捲られて、何故かそのまま両脚を抱えて広げられ。
「もし、違和感があったら、すぐに言うんだよ?」
その言葉と同時に、ヴィヴィの濡れそぼった膣口に、匠海の亀頭が押し付けられた。
「う、うん……」
ゆっくりと挿入される大きな亀頭は、正直挿入と言うよりは、捻じ込まれたと言った方が正しい。
苦しさに息を詰まらせたヴィヴィを、匠海が心配そうに覗き込んでくる。
「ゴム、引き攣れる感じ、する?」
「ううん、大丈夫……」
兄の優しさにふっと微笑んだヴィヴィは、胸の中で本音を漏らす。
(お兄ちゃんのが大き過ぎて、苦しいだけです……)
「まあ、これだけ濡れてればな」
そう呟きながら半分ほど妹の蜜壺に収めて止まった匠海に、ヴィヴィはふぅと息を吐き出し落ち着くと、おずおずと尋ねる。
「お兄、ちゃん……?」
「ん?」
「お兄ちゃん、は、気持ち、いいの……?」
(コンドーム着けるの、男の人って、どうなんだろう……?)
初めての事で勝手が分からず、不安そうなヴィヴィを、匠海はその頭を撫でながら微笑んだ。
「もちろん。着けていても、ヴィクトリアの中は温かいしきつくて。とっても気持ちいいよ」
「そっか。良かった……」
兄の返事にほっとしたヴィヴィはというと、コンドームの使用感は良く分からなかった。
確かにいつもと何か違う気がするが、取り立てて気になるほどでもなく。
「ほら、ヴィクトリア。俺を感じてくれ」
ヴィヴィの両脚を押さえ上げていた片方の手を離した匠海は、その指を兄妹の結合部の上に添え、ぷっくりと立ち上がった桃色の肉芽を転がし始めた。
途端にきゅうきゅうと中の兄を締め付け始めたヴィヴィは、甘ったるい声を上げ始める。
「ぁんっ あ……っ それ、やぁん~~っ」
シーツの上で躰を捩るヴィヴィに、匠海が優しい瞳で尋ねてくる。
「ん? 気持ちいい?」
「いいっ けど……、やぁっ あぁあんっ」
肩から茶のバスローブを引っ掛け、床に仁王立ちになった匠海に貫かれ、
そしてクリトリスを弄られて啼き乱れるところを、真上から熱心に見下ろされて。
恥ずかしくて、でもやっぱり気持ち良くて。