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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第102章            

「ごめんな……。出そうになったら、外に出すから」

 妹のおでこに自分のそれをこつりと合わせ覗き込んでくる匠海の瞳は、心底申し訳なさそうに見えたが、その一方でコンドーム無しで久しぶりに味わったヴィヴィの蜜壺の具合に、堪らない愉悦を覚えているのも見て取れた。

「……飲んでる、よ?」

 ヴィヴィはちゃんと毎日、決まった時間にピルを飲んでいると、兄に言葉でも瞳でも伝えたが、

「それでもだよ」

 自分と妹、両方を諭すようにそう囁いた匠海は、ゆっくりと腰を動かし始めた。

 妹の乳房に両掌を添えながら、ゆるゆると腰を振る匠海に、ヴィヴィは途端に可愛い声で啼く。

「あっ それ、だめぇ~~……っ」

「そうだね。この前、お前が凄くこうして欲しそうだったから」

 ひと月前、白のベアトップワンピで抱かれた時の記憶をここで披露され、ヴィヴィは正直驚いたが、そんな事も気にならなくなる程、匠海の愛撫は良くて。

「はぅん……っ もち、いっ ぁあんっ いいよぉ……っ」

「生の方が良いって? エッチな子だね」

 上から見下ろしながらそう虐めてくる兄に、ヴィヴィはきゅっと眉根を寄せる。

「だってっ ……っ ぁんっ ごめん、なさい……っ」

(だって、ゴム、やなんだもんっ お兄ちゃんのすべすべで、硬くて熱いの……、ちゃんと感じたいんだもんっ)

「馬鹿。俺だって生でするほうが、気持ちいいよ。ヴィクトリアの全てが、手に取るように分かってね」

「……ん……。ぁ、お胸……っ スキっ あんっ すきぃ……っ」

 兄の大きな掌全体で、パン生地を捏ねる様に乳房を撫で回されると、匠海を受け入れている恥丘の辺りがじんじんと痺れ始めてきた。

「分かるよ。おっぱい柔らかく可愛がると、ヴィクトリアの中、きゅうきゅう喜んでる」

「んっ そこ、ダメ……っ ぁ……んっ 駄目だよぉ~~っ」

 1/2ほど銜え込ませて中を可愛がっていた匠海が、ピンポイントである場所を抉り始めた。

「ここで、イこっか? ヴィクトリアのピンク色のクリの後ろ、ごりごりしてイこうか」

「ぁ……っ んんっ だめだめっ やぁっ 恥ずかしぃっ」

(だって、そこ擦られると、腰、動いちゃうの……っ はしたないよ……)

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