この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第104章              

 それからはもう、互いの官能を高め合う事だけに夢中になった兄妹は、その明るいリビングで睦みあい。

 妹を少しでも楽にしようと与えられる胸への愛撫だけで、早々に達してしまったヴィヴィと。

 その妹の強烈な締め付けに、我慢出来ずに吐精してしまった匠海と。

「……っ はぁっ ヴィクトリアの膣圧だけで、イっちゃったよ」

 少し悔しそうに囁きながら妹を胸に抱き込んだ匠海は、そのままの状態でソファーテーブルの上のグラスを手に取り、最後に残っていたシャンパンを全て飲み干した。

「まったく……、悪酔いしそうだ……」

 ひとりごちる兄に対し、ヴィヴィはそんな言葉が聞えていないかの様に、匠海に華奢な躰を擦り付けてくる。

「ん……、おにぃ、ちゃん……、ね、……もっと……っ」

 いつもはこんな風に、達してすぐには誘っては来ないヴィヴィの痴態に、匠海は中てられたかの様に唸り。

 妹に自分の首に縋り付かせると、両膝の後ろに腕を通し、その華奢な躰を抱えて立ち上がった。

「あ……っ ひゃうんっ!?」

 驚いて可愛い喘ぎを漏らすヴィヴィを、匠海は優しい声で諭す。

「大丈夫だよ。ベッド行って、ゆっくり気持ち良くなろうね?」

「……っ うんっ ね……、お兄ちゃん?」

 怒っていても結局ヴィヴィの我が儘を叶えてくれる匠海に、ヴィヴィは感激してその名を呼ぶ。

「ん……? 苦しいか?」

「ん~ん。お兄ちゃん、だぁいすき♡」

「~~っ ああもうっ なんて可愛いんだろうね。ほら、早く行こうっ」

 妹の悩殺告白にメロメロにされたらしい匠海は、そう言うや否や、早足で寝室へと向かった。

 黒いベッドに下ろされてすぐ、激しく腰を打ち付けてきた兄に、ヴィヴィは啼き乱れ。

 そして3度目に、騎乗位で最奥で吐き出された匠海の白濁に、善がり狂ったヴィヴィが、前述の状態へと陥ってしまったのだ――。



「やぁあ……、も……っと、あんっ おにいちゃん、もっと~っ」

 先程最奥に注ぎ込んだばかりなのに、すぐに欲しがるヴィヴィが、匠海の腰の上でずりずりと自分のそれを擦り合わせてくる。

/2774ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ