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禁断の果実 ―Forbidden fruits― 第1部
第104章
妹のその可愛いおねだりに、匠海はくしゃりと顔を歪め、自分の首に回されていた細い両腕をしっかりと握り締めた。
「……っ ああ、もう一度、優しく愛させてくれ……」
「うん♡」
そう元気に頷いたヴィヴィは、匠海のおでこにちゅっと唇を押し付けて笑ったのだった。
バスルームへ移動した兄妹は、互いの今日の正装を、
「今日のヴィクトリアは、一段と綺麗だね」
「お兄ちゃん、カッコ良すぎる♡」
とバカップル丸出しで褒め称え合い、存分にデレデレし。
互いに脱がせ合いっこをしていたのだが、ヴィヴィのコルセットからまろび出た白い乳房に、興奮した匠海が早々に互いの衣服を剥ぎ取るように脱がし。
バスタブに運ばれたヴィヴィは、湯の中で散々、兄の大きめの唇で胸を愛されていた。
「はぁ……、ヴィクトリアのおっぱい、本当に美味しい」
自分の腰の上に跨らせた妹の腰を両手で支えながら、匠海は目の前の小さな膨らみを飽く事無く舐めては吸いを繰り返し。
「ぁんっ もう、だめぇ~~っ」
頬を薔薇色に染めたヴィヴィの発するその甘い声にも、匠海は嬉しそうに微笑んでくる。
「どうして?」
「の、のぼせちゃうよ」
(だってお兄ちゃんのお口も、支えてくれている大きな掌も、ヴィヴィ大好きなんだもん……っ)
「しょうがないな。じゃあ、頭洗おうね」
そう囁いてヴィヴィを抱っこした匠海は湯から上がり、洗い場で妹の髪を洗い始めた。
「えへへ~。気持ちい~っ」
色気のない声を上げて喜ぶ妹に苦笑する匠海の髪を、今度はヴィヴィが洗ってあげて。
「ヴィクトリアの細い指で頭皮洗われるの、気持ち良くて病み付きになりそう」
満足そうな兄に嬉しくなったヴィヴィは、その逞しい躰もスポンジで洗ってあげた。
「そこはスポンジじゃなくて、ヴィクトリアの細い指で優しく洗って?」
匠海がそうおねだりしてきたのは、ご想像通りの場所で。
ガチガチに起ち上がったままの竿を、ヴィヴィが頬を染めながら泡で優しく洗っていると、匠海が更に求めてくる。
「ほら、その下もだよ」
「……~~っ!?」
兄の無毛の陰茎の下、ころんと2つ並ぶ肌の色と同じそれは、ヴィヴィはまだ直接触れた事が無くて。